長く働くためには、会社の制度や働く環境は大変重要です。その中の一つが産休や育休ではないでしょうか?これは女性に限ったことではなく、子育てに積極的に関わりたい男性や、共働きのご夫婦にとっても大きな問題だと思います。入社後、「育休が取れると思っていたのに…」とならないよう、転職サイトのおすすめのチェック方法をご紹介します。

産休や育休は法的に必要

ご存知でしょうか?産休(産前産後休業)や育休(育児休業)の制度は、労働基準法に定められており、どの会社でも必ず存在します。しかしながら…就業規則に書かれてありますが、文字通り書かれてあるだけで、産休も育休も取った人がいない!なんて会社もたくさんあるのが現状なんです。

 

育休については、H22年6月以降、子どもが1歳2ヶ月になるまで、両親のどちらでも取得できるようになっていますし、さらに子どもが3歳になるまで、短時間勤務制度と残業免除制度も取得できるようになりました(100人以下の会社はH24年7月以降実施)。

 

よく「産休がある会社がいい」なんて言葉を耳にしますが、本当は「産休がちゃんと取れる会社がいい」なんですね。
※入社1年未満の従業員や、契約期間が1年以下の契約社員などは対象外の場合があります。各社の就業規則を必ず確認して下さいね。

 

「制度あり」と「実績あり」は全然違う

では実際に、転職サイトの検索ワードを見てみると、「育児支援制度あり」とか「産休・育休取得実績あり」とあります。もうお分かりでしょうが、前者の「育児支援制度あり」というのは、産休や育休を指しているのではありません。

 

正確には、産休・育休や時短勤務の他、家族手当や育児のための特別休暇(例えば子どものバースデー休暇など)といった、育児全般を支援する「何かしらの制度」がある会社のことです。そう聞くと、子どもが産まれた後も働きやすそうに思えますが、過去に産休や育休を取得した社員がいるかどうかは分かりません。

 

一方で、後者の「産休・育休取得実績あり」は、その名の通り、過去に取得実績があることを証明していますので、将来的に取得することを考えているのであれば、こちらの方が確実だと言えるでしょう。

 

ただし前者についても、待遇の欄などに「育休取得実績あり」などと書かれているケースがありますので、同じ「育児支援制度あり」の会社でも、数社を比較してみるとよいかもしれません。

 

実績があっても安心出来ない!?

産休・育休の取得実績がある会社だからと言って、安心はできません。問題は、取得しやすい環境かどうかです。その取得実績は、たった1人だけかもしれません。女性だけかもしれません。ちゃんと復職し、今も働いているのか、どういった仕事をしているのかも気になります。

 

もし産休や育休を取得できたとしても、子育てとの両立は想像以上に大変です。保育園のお迎えに間に合うよう時短勤務にできるのか、急な子どもの発熱や、学校行事などの時、有休や特別休暇などの融通が利くかなど、可能な限りの情報収集をしておきたいところです。

 

情報収集は、求人広告内であれば待遇や勤務時間、先輩社員のインタビューは確認しておきましょう。その他では会社ホームページやSNS、ネット上の評判なども参考になるかもしれません。

 

また転職サイトの検索の仕方で、「女性活躍中」や「女性管理職登用実績あり」、「子育てママ在籍中」などといったワードを組み合わせて検索してみるのもおすすめです。女性管理職がいる場合、子育てに対し理解があることも。もしかしたら男性の育休取得もしやすいかもしれません。

 

育休は権利!面接でしっかり確認しよう!

家族を持ちたい、子育てと両立したい、仕事を続けたい…。それは決して欲張りなことではありません。まだまだ法律も制度も、馴染み切れてないところはありますが、前述の通り、産休も育休も時短勤務も、取得する権利はあるのです。

 

でも出来ればスムーズに取得したいですよね。そのためにも、面接では産休・育休を取得した人数や、時短勤務の社員の有無、女性の管理職や男性の育休取得実績など、しっかり聞いておきましょう。

 

矢継ぎ早に質問すると、印象が悪くなってしまうかもしれないので、「育休を取得された方は、今どんな働き方をされているのですか?」と、明るいトーンでざっくりと質問してみるのもおすすめです。

 

ここで注意したいのが、受け身ばかりはNG!ということ。会社の制度にばかり頼っているようでは、そもそも採用されることが難しくなっていきます。長く働きたい理由、キャリアプランやワーク・ライフ・バランス、その会社で何を実現したいかなど、しっかり自己アピールしていきたいですね。

 

育休を100%取得できるわけではない

育児支援制度があっても、育休取得実績があっても、育休が取得しやすいかどうかは微妙です。法律上は、一定の条件をクリアすれば100%取得できるはずですが、現実問題100%取得できるわけではない、と言わざるを得ません。

 

求人広告の内容だけで判断するのではなく、実際に面接で聞いてみて、その返答内容や面接官の態度などからも、情報を得ましょう。絶対に育休を取りたい!という人は、転職エージェントを活用するのもおすすめです。

 

一方で、子どもの行事や家族の記念日にアニバーサリー休暇を取れる会社なども増えてきています。同じ育児支援制度でも様々ですので、いろいろと比較してみて下さいね。

 

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