転職サイトには優良企業が多数掲載される一方、就業時間や給料の支払いに問題を抱える「ブラック企業」も潜んでいます。より良い環境に身を置きたかったはずが、再就職先がブラックだった、なんてことになりたくないですよね。求人広告ライターの立場から、「求人広告でブラックの可能性がある企業を見分ける方法」をお伝えします。

2ヶ月以上 or 複数の転職サイトに掲載している企業は一応注意

長期間に渡って掲載していたり、リクナビ、マイナビ、en、DODAなどの大手転職サイトに2つ以上掲載しているような求人広告は注意が必要です。

 

求人広告は掲載期間が2週間から、長くて4週間までの契約と決まっています。この契約期間中にあまりにも応募が集まらない場合は更に4週間延長、などのプランも存在しますので、多くの企業は2週間~2ヶ月程度で掲載を終了しています。

 

しかし、数ヶ月に渡って転職サイトを眺めている人なら「この会社、何ヶ月も掲載が続いてるぞ?」という求人がだんだんと見えてくると思います。そういった企業は、

  • 仕事が忙しかったり、労働環境が悪いため、次々に人が辞めていく
  • 恒常的に人手不足、誰でもいいのでとにかく雇わないといけない
  • 職場の仲間としての採用ではなく、プロジェクト先、現場に出向させる人材が必要

 

といったケースが多いのが特徴です。また、職種としては「事務系スタッフ」「未経験から挑戦できるIT事務」などぼんやりとした言葉が使われます。

 

総務部や経理部などの事務スタッフの募集のように見せかけておいて、実態は施工管理、IT系技術職(プログラマー、エンジニア)など、というケースが多く見られます。正社員として雇用するとは言っているものの、実態は取引先への派遣要員です。

 

そのため、行く先々で職場の環境や文化が違います。忙しさなども現場によって違う上、任されたプロジェクト先では「出向で来ている社員」というポジションのため職場に馴染めず、結局また辞めることになった、という話もよく聞きます。使い捨てでもいいからどんどん新しい人がほしい、という会社が多いため、長く勤めたい人にはオススメできません。

 

ただし、転職サイトにずっと載っている企業はブラック企業?長期掲載の理由はコレ!で紹介している通り、 長期掲載を行う理由があるケースが多数ですので、長期掲載=ブラック企業と決めつける事は間違いです。”一応注意” といった表現が正しいです。

 

社員の画像が登場していない求人は注意

画像に企業の社員が登場していない求人広告は見極めが必要です。本来、求人広告を制作する側としては、募集企業の社員に登場してもらったり職場環境の写真を撮らせてもらえるよう尽力しています。

 

現場の写真を多く載せることができれば、求職者に企業の雰囲気や社員の姿を感じ取ってもらえます。写真は求職者にとってかなり重要な情報です。社員の服装や髪型ひとつで、自分に合う会社かどうかが判断しやすくなり、積極的な応募につながります。

 

しかし、それら現場の写真が無く、イラストや写真素材で済まされている求人広告もよく見かけますよね。イラストや写真素材で済ませている企業の場合は、職場の写真や社員を載せられない何らかの理由があります。

 

求人広告のテキスト部分に書かれている仕事内容と、職場の状況がかけ離れていたり、(仕事内容では内勤の営業事務っぽいことを書きつつ、実態は飛び込み営業で昼間社員は全員外出している上、オフィスにはノルマを追う貼り紙だらけ、など)同職種の社員がすぐ辞めてしまうため、在籍している社員の写真を安易に広告に使えなかったり、などが代表的な理由です。

 

また、写真素材なのか現場社員の写真なのか、区別がつかない場合もあるかもしれません。人物が写っている写真の場合、その人の発言や、所属部署、名前、勤続年数などのアイデンティティを示す情報が人物のそばに添えられているもの。求人広告のどこを見渡しても写真に出て来る人物の情報やコメントが見当たらない場合、その写真は素材だと思って下さい。映りがいい、容姿が整っているなら尚更素材の可能性が高いです。

 

未経験歓迎で月収30万以上…!?

3つ目に紹介する例は、甘い誘い文句が並べられた求人広告です。

 

「学歴職歴不問!月給30万円スタート!」

「元フリーターの僕が店長になれました!」

「入社1年目から年収700万を狙えます!」

「職歴・学歴不問!全員と面接します!」

 

この中でも注意してほしいのはお金に関する「稼げます」アピールです。特に、未経験を歓迎しつつ誰でも高収入が叶えられるかのようなキャッチコピーには必ず裏があると思って下さい。

 

一例として、「学歴職歴不問!月給30万円スタート!」の場合。まず30万円の中に一律手当が含まれていることは確実です。それだけならまだしも、選考がある程度進んでから、「実は~~な事情で、月収30万ではなく23万スタートにさせてほしい」などと求職者に交渉をしてくる企業もあります。業界、職種の一般的な給与からかけ離れた高収入をうたっている場合は注意しましょう。

 

まとめ
求人広告にあまりにも都合のいいことしか書いてなかったり、会社の雰囲気や仕事内容が曖昧にしか書かれていない場合は、ブラック企業の可能性がありますので、警戒していただければと思います。情報を見極めながら転職サイトを活用していきましょう。

 

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