転職サイトを見ると、毎回のように見かける企業ってありますよね?すぐに人が辞めちゃうのか?評判の悪い会社なのか?もしかしてブラック!?…。どうにも悪いイメージを持たれがちのようで、何となく敬遠しちゃう人も、少なくないのでは?

 

確かに、離職率の高い企業や、人が慢性的に不足している企業もありますが、実は全てがマイナスの理由とは限らないのです。なぜ、ずっと載っているのか?今回は、あまり知られていない長期掲載の理由、転職サイト裏話をちょっとだけご紹介します。

営業職は長期掲載が多い

メーカーや代理店など、営業スタッフを抱える企業は、常に優秀な(=売れる)営業スタッフを求めています。なぜなら、営業スタッフとは、お客さんに対し、商品のアピールをして、直接的にお金を稼ぐ職種。つまり、企業の「売上」に直結するお仕事だからです。

 

一人のスゴ腕営業スタッフが入社したことで、企業全体の売上が一気にアップする、なんていうのはよくある話です。

しかしながら、ノルマやきついイメージがつきまとうためか、よほどの大企業や人気企業でない限り、応募者が爆発的に集まることは、そうそうありません。それを知っている企業側も、長期戦を仕掛けるわけです。常に網を張って、門戸を広げておくタイプです。

 

そうすることで、応募者はぽつりぽつりとやって来ます。ちなみに、実際に長期で掲載している企業を取材してみると、ノルマのある企業は実は非常に少なく、また、特に人手不足な印象を受けることもほとんどありません。営業職というのは、誤解されやすい職種の一つかもしれませんね。

 

何としてでも理想の人材を採用したい「一本釣り」タイプ

前述の営業職でも、このタイプは散見されます。「とにかくスペシャリストを!」、「とにかく経験者を!」と、ターゲットを絞っているが故に、応募者は来ても、なかなか採用・内定までは至りません。それでも妥協することなく、理想とする人材を採用するまで一本釣りを狙うため長期掲載する企業も多いようです。いわゆる難関、採用ハードルの高い企業です。

 

一見、大企業に多そうですが、少数精鋭の中小企業こそ、このタイプをよく見かけます。経験や資格、スキルにこだわる企業が多いですが、中には、徹底的に人柄を重視するところや、在籍する先輩社員、上司、社長との相性にこだわる企業もあるようです。また、この戦法を取る企業は、転職エージェントも併用していることがあります。

 

全国に支店がある企業はずっと載っている

これは少し消極的な理由になりますが、勤務地が複数で全国に支社や支店がある企業は、長期掲載が多い傾向にあります。

 

例えば、北海道の支店で1名採用したいけど、どうせ掲載するなら、関西や九州の支店も一緒に出しておこう、というケースです。もちろん関西や九州の支店が、採用しないわけではないのですが、「いい人が来ればね」くらいの温度差のこともあります。

 

そうこうしているうちに、北海道で採用が決まり、今度は関東で1名欲しい。その時には、採用が終わった北海道の名前も出ている、というわけです。

募集したい支店が、その都度、個別に求人広告を出すよりも、例えば一年分など、本社がまとめて長期掲載を申し込む方が、負担する広告費も安く抑えられたりします。転職サイト側は、そういう企業向けに、「長期掲載パック」のような商品もすすめているのです。

 

面接キャンセルや内定辞退への備えをする企業も増えている

企業を取材する中で最近増えているのが、”突然の面接キャンセルや内定辞退”、”何の連絡もなく面接に来なかったり、入社数日で音信不通になる”ケースです。結果、長期掲載するつもりはなかったけど、結果的に長期にわたっての掲載になってしまう事があります。

 

近頃は企業側も、こういったリスクを考えて、採用計画を組む傾向にあり、転職サイト側も内定者フォローの研修など、様々な支援を始めています。応募がしやすい転職サイトだけに、増えてきている弊害かもしれません。

 

まとめ:転職サイトにずっと載っているから怪しいとは限らない。

転職サイトにずっと載っている企業は、何かと悪いイメージを持たれがちですが、必ずしもそうとは限りません。前向きな理由や、単なる長期戦の企業も多々あります。

 

その求人広告を見てみると、実はちょこちょこ内容がリニューアルされていることも。「前も見かけたから」と敬遠せずに、中身をのぞいてみると、新しい情報や発見があるかもしれません。

 

とは言え、長期掲載している企業の中には、やはり離職率が高い企業も混在しています。それを見抜くのは難しいかもしれませんが、自分に合った企業を見つけるためにも、今回ご紹介した視点も加え、じっくりと求人広告を読んでみて下さい。

 

いかがでしたか?転職サイトの裏話を、ちょっとだけご紹介しました。ぜひ、これまでとは違う見方で、転職サイトを見てみて下さいね。

 

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