世の中で「人気」とされる資格と、実際に求められる資格にはズレがあります。企業側としては自社に役に立つ人を採用したいわけで、役に立ってもらえそうな資格を求めるものです。

 

ところが、個人が「自分が身に付けていない不安」や資格学校のビジネス上の宣伝文句に乗せられて、身に付けたい資格とは多少のギャップが生まれるものです。目立たないけれど、転職の武器になる資格となるもの、その具体例を挙げていきたいと思います。

 

目立たない資格だけれど転職におすすめの資格

マイクロソフト・オフィスの操作スキルの高さを証明するための資格です。パソコン教室に通っている中高年や、IT系の専門学校生に取得が多く、人気資格といえなくもないですが、一般のビジネスパーソンで取得することがほとんどない資格ですよね。

 

でも実際の実務においては、ちょっとしたショートカットキーを知っているだけで(コピー&ペーストのショートカットなど)、仕事のスピードが段違いに改善しますよね?そういった点では、PCスキルの高さを証明しておくことは、転職のPRにも十分なりうる資格です。

 

衛生管理者

常時50人以上の労働者を使用する事業場において、衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じ一定数以上の衛生管理者を選任し、安全衛生業務のうち、衛生に係わる技術的な事項を管理させることが、法律上必要です。そのための国家資格です。

 

業種によって必要な衛生管理者が第1種・第2種と分かれ、勉強範囲も広いですが、合格率も高い試験ですので、チャレンジする価値は十分あります。特に事務系の職種で転職する方は、転職先で衛生管理者の資格を持っていると重宝されると思います。

 

サービス・接遇検定

主に接客・サポート業務関係の職種に就かれる方が取得する資格ですが、対人スキルや言葉遣い、スタッフとして望ましい振る舞い方などを学ぶ資格です。似たような資格に、販売士の資格を取得する方が多かったり、事務系の職種ならば、秘書検定を受けるという方も多かったりするでしょう。

 

ただし、この資格ならば、その両方の性格を兼ね備えています。また、将来、販売士や秘書検定を受験する前の初歩的なスキルを習得するための資格として、この検定資格を取得することをおすすめできます。

 

介護初任者研修

最近、求人が多い介護関連職。介護の初歩的知識を習得していることを証明できる資格です。以前はホームヘルパー2級と呼ばれていた資格です。

 

全くの未経験の方でも、訪問介護員として最低限のスキルを身に付けているとして、求人先が最低条件として挙げているところも多いようです。介護業界での資格取得のスタートラインとして持っておきたい資格です。

 

アロマセラピスト

植物が持つ香りや有効成分が凝縮された精油を使って人間の身体に本来備わった自然治癒力を高め、健康維持や疲労回復、体調不良などの心身の不調を癒す、いわゆるアロマセラピーに関する資格です。

 

趣味で取っている方が多い資格ですが、実際には医療、介護現場、スポーツジムや飲食店、ショップなど、アロマセラピーを取り入れている事業所は多く、こうした知識が求められる活躍の場は広がっています。

 

医療事務

最近は人気が出てきたので、「目立たない資格」・・・、というのにはギリギリなところもありますが、レセプト業務や医療従事者のサポート、カルテの管理など、医療機関の事務員として働くために必要な資格を有していることを証明できます。

 

一般には、メディカルクラーク、医療事務管理士、診療報酬請求事務能力認定試験などがあり、医療機関だけではなく、損害保険会社や健康保険組合など、幅広い求人ニーズがあります。

 

生命保険募集人資格/損害保険募集人資格

保険会社だけではなく、保険の代理店窓口でクラークをしたり、損保・生保のコールセンター業務に従事したりする人など、幅広い求人ニーズがある資格です。

 

一般的に人気なのはファイナンシャルプランナー(FP)でしょうが、FPがどちらかといえば、独立した立場からアドバイザーとしてマネープランを立案し、その一環で金融商品を提案する仕事なのに対し、生命保険/損害保険募集人資格は、企業側の立場から実践的に、生命保険の提案・勧誘ができる資格です。

 

通訳案内士

語学関係では、TOEICや英検が有名ですが、ビジネス上のマナー的な英語は学べても、「対話」が難しい、という方が多いのではないでしょうか。そんな時役に立つのがこの資格。

 

もともとは「通訳ガイド」という資格で、海外からの観光客に対して、日本の文化や歴史を紹介するガイドの資格ですが、当然、そこには「対話」のスキルが求められます。語学力が伸び悩む方にはおすすめの資格です。

 

まとめ
いかがでしたでしょうか。今までの実務経験から、実際に転職先で評価された資格を挙げてみましたが、中には「へー、そうなんだ」といったものもあったかと思います。 資格は、仕事に役に立ってこその資格と考えてみれば、実はいろいろな「お宝資格」があることに気付くと思います。是非合格を目指して頑張ってください。