転職活動の成否は、面接で決まるといって過言ではありません。それだけに、あらゆる質問にスムーズに受け答えしたり、緊張しないで臨めるように心の準備をしたり、といろんなことを考えてしまいますよね?

 

いったい、面接に「強くなる」ためにはどうすれば良いのでしょうか?豊富な指導経験を持つ元転職エージェントがおすすめする対策法です。

 

おすすめの面接対策

転職エージェントとして働き続けると、それこそ年間何百件と面接時のフォローやアドバイスを、エグゼクティブ、外資系、エンジニアなど、様々な業界、職種、ポジションの方にしてきました。

 

その経験から導き出した面接対策の答えは、ずばり、「正しい準備を、自信を持ってした人間の勝ち」ということ。

 

何だか当たり前に聞こえるかもしれませんが、ネットでいろんな情報が氾濫していることもあり、この「正しい」と「自信を持つ」というのがなかなか難しいのが面接です。

 

人によっては、会社案内を丸暗記しようとする人もいれば、自己PRを何度も暗記して話せるように練習する人、質疑応答の想定問答集を作っていた人もいました。

 

それらは、正しい準備とはいえません。また、完璧は難しい以上、面接に対する不安を解消することもできないでしょう。これから、何が「正しい準備」なのか、「自信を持つ」とはどういうことなのかについて、お話しいたします。

 

面接とは口頭試問ではない。コミュニケーションだ!

よく、転職活動の面接で、面接官から、「これはテストではありません。あなたにも会社を選ぶ権利があるのです。

 

リラックスしていきましょう」と声をかけられたことはありませんか?これでリラックスできたら、苦労はしないのですが・・・。

 

面接とは、紹介先の企業まで訪問し、完全アウェー感が漂う雰囲気の中で、主に面接官が主導権を握りながら行われ、質疑も面接官の側から聞かれる割合が圧倒的に高い。口頭試問のような圧迫感を感じることも無理はありません。

 

それでも強調しますが、面接は口頭試問ではありません。面接官とのコミュニケーションなのです。質疑や通して、という特殊な条件下ではありますが、短い時間に良い人間関係を構築し、「同じ働く仲間」として一緒にやっていける、と感じさせるためのコミュニケーションなのです。

 

つまり、「正しい準備」というのは、面接官と「良いコミュニケーション」が取れるための準備、ということになります。「面接官の質問に全部よどみなく答えられた」とか、「自己PRを暗記した通りに全部話すことができた」とかという点は、本質的ではありません。

 

それらが多少不十分でも、コミュニケーションを通じて「良い印象」を与えた、という方がはるかにポイントは高いものなのです。

 

面接で準備しておくべきおすすめポイントは2つだけ

それでは、良いコミュニケーションを構築するために、具体的にはどんな準備をしておけば良いのでしょうか?実は2点だけです。

 

ポイント1:「なぜ、当社に志望したのか」
ポイント2:「あなたは何が出来る人なのか(強み、自己PRポイントは何か)」

 

なぜなら、その会社に入社して、一緒に働くうえで、会社側が必要な情報は、上記の2点に集約されるからです。その他の、仕事に関係ない、入社意欲に関係のない質問については、答えられなくてもあまり問題がない、くらいに思ってもらっても結構です。(さすがに、希望した業界・職種に関する知識は、若干でも準備した方が良いと思いますが。)

 

面接で「自信を持つ」考え方おすすめの面接対策

もう1つ、大きな問題は、面接の中身(コンテンツ)だけではなく、メンタル面の準備です。性格にもよりますのでやむを得ない面もありますが、転職エージェントとしては、最低限、次の4つについては、強調してきました。

 

おすすめ 1:

書類選考を突破した時点で、あなたは紹介企業から求められるスキル、人材像を最低限満たしています。その点は自信を持ってください。「実力以上」を出そうとする必要はありません。

 

おすすめ 2:

あなたは良い人材として紹介会社から紹介された、面接先の会社では「お客様」なのです。良いお客様として振る舞うことに集中してください。面接の受け答えの内容そのものより、「足取りを整えて面接室に入る」「姿勢を正す」「視線はまっすぐ話す」方が、はるかに大切です。

 

おすすめ 3:

相手に一番良い印象を与えられるあなたとは、「あなたが好きなあなた」です。自画自賛で結構ですので、あなたが一番好きなあなたを見せることに集中してください。

 

おすすめ 4:

ビジネスマナーをきちんと守れば、礼儀作法は100点満点です。面接に特別なビジネスマナーはありませんので、ふだんの自分のビジネスマナーを見直しましょう。

 

面接に強いということ

面接は、主観的な判断基準によるところが多い、不条理な試験ですが、中には内定を5社も6社も取れる人材もいます。特別優秀な方でも、メンタルが強い方でもないのに面接に強いのです。

 

お話しを聞いたところ、まさに特別な準備をせず、ポイントを的確に絞ってしっかり準備をされていただけでした。凡事徹底という言葉がありますが、面接に特別な準備はいらないのです。当たり前と思われることを当たり前に準備する、ということだけで、結果が大きく違ってくるだけなのです。
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