職務経歴書とは

職務経歴書とは過去の就業経験をPRするものです。 採用担当者は職務経歴書でどの程度の職務遂行能力があるのかを判断します。転職活動で非常に重要度の高い書類になります。経歴を時系列でただ並べていく履歴書の職歴欄とはちがい、項目・形式・レイアウト・文章など、すべて自由に作成することができます。

 

それだけに、応募者ごとに大きな差が出ますので、選考時には最も影響がある応募書類と言えるでしょう。採用担当者は、職務経歴書からあなたの経歴だけではなく、書類の作成能力やプレゼン力も判断することになりますので、細かな部分も手を抜かずに作成してください。

 

見本から理解したい方は以下参照下さい。

 

職務経歴書で大切な事

大切なのは、相手の立場に立った職務経歴書をつくることです。「相手が知りたいことを、相手が見やすいように」構成することがポイントになります。

 

内容だけに気を配っていても、見やすい職務経歴書にはなりません。文字の大きさ・フォントなども相手が見やすいものを選びましょう。変なこだわりは必要ありません。読みやすさ重視です。

 

行間や太字・下線の利用など、レイアウトにもしっかりと気を配ってください。どんなに素晴らしい経歴が書かれていても、相手の読む気を失わせるような書類では、面接まで進むことはできないのです。

 

企業が求める人材像を把握し、自分がそのニーズに合う人材であることをアピールする事が大切です。あなたの経歴の中からアピールするべきポイントを拾い出し、相手に印象づけることが必要です。経歴を平坦に書き出すのではなく、強調したいところが強調されるようなレイアウトや形式を選ぶことが大切です。

 

職務履歴書の様式

1.  年代式職務経歴書

初めての仕事から現在まで、年代を追って経歴を書く方式です。最も一般的な形式で、履歴書の職歴欄と同じ順番で経歴を書いていくことになります。昔のキャリアが最初に書かれ、新しいキャリアが後になるため、最新の状況やアピールしたい項目が一目で分かるよう、冒頭に「セールスポイント」の項目を入れるなどの工夫が必要です。

 

年代ごとに経験や役職が積みあがる経緯が目に見えるので、職歴が短い人や転職歴が少ない人や、ずっと同じ業務を行ってきた人に向いている書き方になります。順を追って能力・スキルを積み上げてきたことをアピールすることができます。

 

2.逆年代式職務経歴書

年代形式とは反対に、現在から過去にさかのぼって記述する書き方になります。最初に書かれるのが直近の経歴になりますので、現在の経歴や能力を強調することができます。

 

欧米ではこちらの逆年代形式が用いられることが多いです。転職活動では、即戦力になる人が求められることが多いので、「現在何ができるのか」がすぐにわかる逆年代式はおすすめです。

 

2社以上の経験がある方はこちらの様式をご検討下さい。

 

3.   職能別職務経歴書

時系列にこだわらず、職務経験や業務内容でまとめて記述する形式です。技術職や専門職、転職しながら同じ職種でキャリアを積み上げてきた場合に向いている形式になります。

 

応募する仕事に合わせて、自由な順番・内容で記述することができますので、「何ができるのか、何をしたいのか」をはっきりと表現することができます。冒頭に「略歴」を書いて時系列での職歴を説明するか、キャリアでまとめた項目ごとに年代形式を用いるなど、時系列もわかるような工夫をすることをおすすめします。

 

職務経歴書の書き方

職務経歴書の書き方のパターンは、大まかな戦略があります。基本は、2-3枚程度にまとめることを目指します。ただし、職歴に応じて1枚、2枚にまとめる方が自然な場合もあります。20代・第二新卒なら1-2枚になるでしょう。

 

職務経歴書1ページ目(今までの略歴・職務内容のサマリー、PRポイントなど)

大まかな内容が分かるように、ご自身のキャリアのサマリー、PRポイントなどをまとめます。ここで重要な点は、「見てもらいたいポイントを前に持ってくる」こと。職務経歴が1枚目からになるケースもあります。

 

職務経歴書2ページ目(自分の職歴・職務能力の詳細)

職務経歴や職務能力の詳細を記していきましょう。1枚目からの続きになる場合もあります。2枚目の半分ぐらいで終わった場合は、残りのスペースに以下に記す3枚目の内容を書きましょう。

 

職務経歴書3ページ目(保有している資格や詳しい自己PRなど。)

保有資格や詳しい自己PRポイントなど、主に面接での補助資料として使えるものを集めます。面接でみてもらえれば十分で、1分〜2分で自分を提案することに、優先度が高くはないものが中心です。

 

職務経歴書をブラッシュアップするコツ

これらの鉄板パターンに加えて、職務経歴書をさらにブラッシュアップする方法があります。

 

1つは、1ページ目の略歴や職務内容のサマリーを求人票の求める人材像、能力等と一致させて内容を変えることです。内容を変える、といってもウソを書くわけではなく、強調する部分を変えるということです。

 

もう1つは、わかりやすさを意識することです。例えば、職務経歴のページを、上部に概略、その下に詳細といった具合に書けば、詳しい職歴でも、一度で頭に入りやすくなります。新聞記事のリード文と詳しい記事内容の関係に近いといえるでしょう。また、見出し等も書かれている内容が把握できるキーワードにするなどの工夫が必要です。

 

 

職務経歴書の書き方まとめ

職務経歴書は形式ばらないでも問題ありません。もっと、分かりやすくて、自分の能力をPRするのに適した書き方があれば、そのようにしても大丈夫です。例えば、グラフ、図、写真を入れる事だって不可ではないでしょう。

 

プレゼン能力を重視する会社ならば、職務経歴書で自身をどのようにPRするのか評価しているかもしれません。また、クリエイティブ系の職種ならば、文字だけで能力を表現するのには限界があるかもしれません。

 

職務経歴書は職務遂行能力をPRするものなのですから、それが伝われば何だって良いと思います(もちろん社会人としての一般常識は必要)。もっと極端に言えば、自分が良しと思って、作成した応募書類を評価されないという事は、そこの会社とは合わないって事かもしれません。

 

転職活動では、入社後にミスマッチが発覚して、早期に退職してしまう事が、採用する企業、転職希望者の双方にとって最も不幸な事だと言えます。自分のポリシーはある程度主張して、その上で採用される企業に決める事が理想とも言えます。

 

応募側はどうしても弱い立場となりがちですが、”自分が企業を選んでいる”という考えはどこかで持っておくのが好ましいと思います。

 

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