私は営業職の管理職という立場のため、1次面接を行い、役員面接も同席します。人事部が全てを仕切る企業も多いと思いますが、中小企業の場合は現場の責任者が採用を決めれば、そのまま承認される事はよくあります。私は主に転職エージェントを使った採用を行いますが、転職エージェントをそんなに信用してはダメだよって事を紹介していきたいと思います。

 

転職エージェントからの推薦文で不合格にするケース

転職エージェントから応募者の案内がある際は、履歴書、職務経歴書に加え、推薦文が添付されてきます。そこには、キャリアアドバイザーが面談で感じた応募者の性格や雰囲気が書かれています。

 

転職理由等も記載されている事もありますが、職務経歴書に記載されているものとは異なるケースもあります。おそらく、職務経歴書に記載されている内容は、応募所が工夫した転職理由で、キャリアアドバイザーの推薦書に記載されている事が、面談において聞き出した本音でしょう。

 

本音の転職理由が特に問題なければ、支障はありませんが、ちょっとこの応募者はややこしそう・・・となった場合は書類選考の時点でお断りする事もあります。実際にあった事例を紹介します。

 

転職理由が上司とのトラブル

世の中にはひどい上司がいる事も事実ですが、どこの会社でも合わない人はいます。人間関係が転職理由であれば、「うちの会社に来ても同じ事がありえるよね。」と思ってしまいます。転職エージェントサイドは、応募者に非がなく、元の会社の体質が理由である事を主張したかったものと推測されますが、人間関係で転職してくる人間を採用するのは勇気がいります(私もそんなに出来た人間ではありませんし)。

 

転職理由が会社方針

これもよくある転職理由の1つですが、「これってうちの会社でもありえるよね」という事がよくあります。”自分がやりたい事業が縮小されたため”といった内容であれば問題ありませんが、例えば、オーナー企業特有の社長の独裁が気に入らないような内容が見えれば、応募先がオーナー企業の場合、有利になるとは言えません。キャリアアドバイザーは応募先がオーナー企業かどうかを把握しているかは怪しいです。

 

私が応募書類でチェックする事

私が選考する際に、参考としてチェックしている事を紹介します。

メールアドレス

メールアドレスは必ずチェックします。かなりの確率でヤフーオークション等の履歴が見付かります。オークションの出品内容等で合否を決定する事はあまりありませんが、ちょっと怪しいものが出てきた場合は躊躇します。

 

住所

必ずチェックします。理由は秘密ですが、それなりに意識する採用担当者も多いと思います。

 

写真

写真の貼り方はよく見ます。履歴書に貼付する写真でさえ、キレイに貼れない人が丁寧な仕事を出来るとは思えません。これだけでは判断しませんが、会う前の印象はややダウンです。

 

キャリアアドバイザーは転職のプロではあるが…

転職エージェントのキャリアアドバイザーは転職のプロと言えますが、1人1人完璧にフォローできるわけがありません。また、実際に採用担当を行ったアドバイザーがどれぐらいいるかも疑問です。

 

現場の採用担当者は、自分が採用を決めた人材が会社にとってお荷物になる事を心配しています。応募者がブラック企業を警戒するように、採用担当者はブラック応募者を警戒します。いざ採用してみると、全く使えない人材の事です。そういった人材だった場合、自身の評価が落ちるだけでなく、業務を振り分ける事もできず、いかにして辞めてもらうか?を考えるようになります。

 

業績を上げるために人材を採用するわけですが、判断を誤ると業績UPへの道のりは遠のきます。求職者はこういった採用サイドの気持ちも考えながら活動すると良いでしょう。特別に優れた能力を保有していなくても、安心感のある人材、リスクの少なそうな人材というのも好まれると思いますよ。